経営理念

 社会福祉法人アゼリヤ会は、昭和37年東京都江東区にて創立され、以来、事故、災害、傷病、高齢、母子、保育、障害、困窮など、さまざまな理由により生活のし辛さのある方々の立場にたち、これらの方々が健康で安らかな生活を送り、自分らしく生きることができるよう支援していくことを根本理念としてきました。
 創立当初より、「社会的に弱い立場の人の側に立った支援」を経営理念の根底に据えた活動をしてまいりました。この理念は現在も変わらぬ福祉の根本をなすものであり、忘れ去るべきものではなく常に堅持され続けるべきものです。  
現在は、この創立当時からの役割に止まらず、それぞれの地域において各施設の持つ機能を生かし、さまざまなニーズに対応する社会資源のひとつとしての役割を積極的に担っていくこともその理念としています。

経営基本方針

  • 私たちは、利用者の人権を守り、利用者の立場に立った福祉事業を営みます。
  • 私たちは、積極的に利用者の声を聴き、相手の立場に立って、福祉の提供とその向上に努めます。
  • 私たちは、地域の社会資源のひとつとして、必要とされる福祉事業の創設に努めます。
  • 私たちは、非営利、公益性の確保、公共性の確保、透明性の高い経営を行います。
  • 私たちは、必要な福祉を提供するために、真摯に自己研鑽に努めます。

アゼリヤ会の求めている人材

  • 自己の業務(しごと)に忠実に尽くす
    • 自分の仕事は何かを十分にわきまえて、誠実に仕事に向き合い、その仕事に全身全霊を傾ける。仕事が自分の主人であるという気持ちで、仕事が要求することに忠実にしたがう。常に仕事が何を求めているかを感じ取り、それに従うのである。上司に忠実になるのではない。この点は十分に気をつけなければならない。
  • 誰にでも依怙贔屓(えこひいき)なく応える
    • 利用者に対しても、職員に対しても、公平無私でなければならない。自分の好き嫌いを出してはいけない。法人の理念にある社会的な偏見や差別に遭っている弱い立場の人の側に立つのであるから、人間として公平な処遇を心がけなければならない。また、職員を評価するときは法人で定めた人事考課基準というルールにより、できるだけ客観的に評価することが必要である。
  • 慈み深く、清清しい人
    • 利用者に対しても、職員に対しても、深い慈しみの気持ちをもって応えなければならない。別の言葉で言えば、やさしさ、愛情である。さらに、清清しいということは、物事にこだわらない、柔軟で自説に執着しない、周りの人たちから爽やかな感じをもって受け容れられることである。
  • 偉大なる凡人で、衒う(てらう)事なき人
    • 職員として立派なのは、非凡な才能を持っている人ではない。仕事に忠実に黙々とやる人である。最近は目立ちたがり屋が目につくが、人によく思われるために「衒う」(人に才能や知識をひけらかす、実際以上によく見せる)ような人はよくない。誠実に謙虚に、常にこつこつと自分の最善を尽くす人こそ報われなければならない。